つくり手たち
ええ塩梅(あんばい)、キラリと光る技
余分なものも足らないものもない、素材の良さを生かした食べ物は、四季折々の食卓を彩る料理人、技術者、開発者たちによって生まれます。
八百屋が野菜を本格派のキムチや浅漬けにしたり、
果物をはんなまドライフルーツやジャムにしたり、
日本の伝統食や薬膳を保存食にする開発をしたり……
名付けて「技」シリーズ。
米島が掲げる旗印をもとに、様々な分野から知恵と情熱が集まり、大きな輪が広がっています。
キラリと光る技を持ち寄り、心を込めて、和をつないでいます。
チーム米島
様々な分野の知恵と情熱
米島本店:代表取締役 米島 信一
わたしたちは、大地の恵みにつくり手の知恵と技(わざ)を注いだものを「ほんまもん」と呼び、「技」という旗印を掲げ、安心安全なものを皆様に提供しています。
有機に携わって40年以上の米島と、有機・無農薬農家さんや、料理人、開発者など、様々な分野のプロたちが集結し、持続可能な食の生産体制づくりに力を注いでいます。
米島本店は、ほんまもんを開発するラボ(研究所)みたいなところであり、ショールームでもあり、ほんまもんを求めるお客さんが集うお店です。
つくり手の技とともに、みな様に幸せをお届けしたいと願っています。
奈良県 無農薬農家:神谷さん
無農薬野菜の小松菜、ほうれん草、ブロッコリーなどを生産しています。高校で農業を学んだ後、新規就農し、環境保全型農業も勉強しています。数値では計りきれない経験や感覚で発育状況を見ながら肥料を足し、年に1〜2回の土壌分析もしています。
野菜は、様々な要素が重なって美味しくなる、その要素の一つが農薬を使っていないことだと思います。
干して栄養価が上がることや保存の仕方なども、食育や知識として大人から子供たちに伝えていきたいですね。
「仕事をするために手軽で便利なものを食べる」のではなく、「美味しいものを食べるために仕事をする」という感覚も、大切にしてほしいと思います。
奈良県 有機農家:山村さん
約1ヘクタールの農地で有機JAS認定野菜を栽培しています。
有機農業を営む父を手伝い、畑でつまみ食いをした時に味の違いに驚いたことが有機農家としてのスタートでした。「今まで何を食べとったねん」と思い、黎明期の有機農業界において『仙人』と呼ばれた父の背中を見て学びました。父子で繋いだ経験・技・縁を、気取らず気負わず自然体を活かして大切にしています。
宇陀市は標高350〜400mに位置する奈良の中でも特に寒い地域で、北海道の人も寒いと言うくらい底冷えする寒さです。
日中は暖かいため寒暖の差が激しく、しっかりした甘味のある葉物が育つのが特徴です。小松菜・ほうれん草は、お浸しやサラダはもちろん、鍋物がおすすめ!ポン酢によく合い、湯通ししているので、たくさん食べられます。
奈良県 有機農家:中谷さん
有機JAS認定の農業をスタートしてから長きにわたり、オーガニック(有機)農業に取り組んでいます。
農林水産省が令和3年に決定した「みどりの食料システム戦略」を受けて令和4年度に奈良県宇陀市は「オーガニックビレッジ宣言」をしました。持続可能な農業振興を図る奈良県宇陀市において、オーガニック(有機)農業の先駆的な立場で活動しています。
奈良県 有機農家:福田さん
奈良県の農業技術センター勤務を経て、トマトや奈良の伝統野菜「ウーハン」など、多品種な野菜を生産しています。
農業技術センターの若き職員であった1980年代に米国研修に名乗りを上げて選抜され、米国で農業技術研修を受けたことも。
農業技術センター勤務を通して得た様々な農業の知識やスキルと、先祖伝来の土地や地域を大切に思う気持ちを土台に、新たな農業へのチャレンジを大切にしています。
奈良県 有機農家:小林さん
小林さんは、奈良の農家さんたちの間では「農業の神様」として知られている素晴らしい農家さんです。米島との取引が始まって以来、40年以上にわたり米島を支えてくださいました。
2000年には有機JAS農家として認定を受け、ほうれん草や小松菜、奈良の伝統野菜も栽培されてきました。これからも元気に栽培してくれたら嬉しいです。